「MOON. -Re:make-」発売?

エイプルフールに突如としてNEXRONの30周年プロジェクトが解禁されました!!
2022年4月1日唐突に「MOON. -Re:make-」が発表されました!!!なんと25年の時を得てです!!
エイプリルフール…はい。実際はエイプルフールの企画という事でおそらく発売されません。エイプルフールネタとしては期待した人がいる以上実は嘘ですってのはちょっといかがなものかとも思いますが…(笑)2023年春発売予定で2023年あたり制作開始の時点でこれは嘘ですよって意図はあったのだと思いますが…
まぁそれは置いておいて、単純に「MOON.」が発売されたのが25年前ということは実に四半世紀が経っているわけでして、25年経った今なお名作と呼べる本作。鍵っ子の私的は、好きな作品は何かと言われ場、「CLANNAD」か本作「MOON.」と答える。(いや、「AIR」や「kanon」「リトルバスターズ!」も最高だ…)そのくらいの名作であり、是非ともプレイしてほしい作品ではあるのですが、如何せん現代では内容が攻めすぎていて(当時でもですが…)中々万人に薦めることが難しい作品でもあります。
そんな「MOON.」ですが、Keyの原点・だーまえ(麻枝准)の原点としてどのような作品なのか少し紹介と共に、リメイクがほぼ困難な理由をプレイした事がある私なりに推察していこうとおもいます。また、できればプレイしてほしいため、核心に迫るネタバレや考察についてはまた別の機会で行おうと思います。どちらかというと興味を持って欲しいがための記事です。
そもそもMOON.とは
そもそも「MOON.」とは聞いた事がありますか?ゲームが好きな方なら「聞いたことある!」というかたもいるかもしれませんが、メジャーなPlayStationで発売されたRPGの「MOON」では勿論ありません。(あちらも実は同じ1997年発売)鍵っ子の方でも名前は知っているがプレイしたことがある人は意外と少ないのではないのでしょうか?そう、あのKey原点となるゲーム。「MOON.」です。
「MOON.」とは、1997年にネクストンのブランドTacticsから発売された美少女ゲームです。Keyの原点とも称される本作ですが、実はKeyブランドから発売はされておりません。そもそもこの作品はKeyを設立した主要メンバーである麻枝准さん、久弥直樹さん、折戸伸治さん、樋上いたるさんらが初めて集結して作られた作品であるため、実質的にKeyの一作目や原点として扱われているのもそれが理由となっています。
本作品は、鬼畜サイコ涙腺緩まし系の心に届くAVGとなっており、Keyの原点と呼ばれるだけのことはり、Key作品の特徴を躊躇して既にKeyとしての礎は出来始めていることが窺えます。ただ、本作はKey作品としてはかなり異質であり閉鎖的宗教団体を舞台にしたり陵辱要素が含まれたり、中々にタブーな要素を含んでいる作品となっております。しかし、世界観は全体的に暗いですがそれが際立って素晴らしい要素となっており、考察要素もかなり含まれている難解な作品ではありますがまたそれがKeyの魅力の一つであると私は思っているため、音楽や展開どれをとっても素晴らしく原点であり頂点とも言える作品に仕上がっていると思います。本当にこの作品だけの異質な点は結構ショッキングな展開もあるため、そこそこ覚悟が必要という事だけです。また、25年前の作品だとクオリティやボリュームに関してはなんともいえませんが、プレイする価値は十分にあるといえます。とにかく面白い!!(語彙力…
MOON.リメイクは内容的に厳しい!?
そんな「MOON.」ですが、リメイクの情報が出た時、実しやかに「本当か?」と咄嗟に脳裏に浮かび上がりました。だってこの作品、2022年現代でのリメイクってかなり難しいと思うんです…。内容がすもそもタブー過ぎる所が多々あるのですよね。そもそも当時の発売のコピーにも「商業ゲームのタブーに挑む」となっていたほどです。
閉鎖的な宗教団体が舞台となり、主人公である郁美(いくみ)は宗団FARGOから6年ぶりに帰ってきた母が怪死を遂げ、その復讐の為宗団FARGOに潜入するって所から物語はスタートします。どうでしょうか?スタートの宗教団体あたりかなりタブー感が漂っていませんでしょうか?1997年といえば2年前にオウム真理教が問題になった時期でもあり、当時宗教施設といえばそれをイメージしてしまう時代。よく考えればよく出せたものだと感嘆致します。そんなタブーな世界観ですが、内容はかなりショッキングであります。萌えとか美少女ゲームとは実際程遠い、「ただただ心が痛く抉られる」物語です。
そんな「MOON.」を今リメイクするとおそらく相当なストーリー改変が必要になってくると思われます。それは鍵っ子かつだーまえファンとしては断固と許せません。何故ならMOON.世界観を表現するには全年齢版には限界があるからです。と言いますのも倫理的な所の問題がある箇所が多数存在しているからです。ネタバレが含まれるところあるため多くは語れませんが、かなりソフトな物語・展開にしないとCSで発売するには厳しいというのが現状だと思います。もうそれはMOON.ではありません。私達はONE2という悲劇?を産んではいけないのです。(別にONE2はKeyメンバー関わってませんが..(笑))
また、付け加えるならとにかくMOON.は難解です。まぁ基本Keyは難解ですよね..(笑)
ただこの「MOON.」暗喩表現が多く、普通に読み進めているだけでは、所々に「???」を浮かべる箇所が多数存在しています。タイトルにもなっているMOON.の意味、キービュアルにもある月の存在。この月の暗喩している意味、かなりSFチックかつ凄い暗く息の詰まるような世界観でもあるため、プレイする人をかなり選ぶ作品でもあり、今の時代にあまりマッチしていないというのも一つリメイクのネックになっていると思うんですよね。
MOON.は麻枝准度100%、そしてKeyの紛れもない原点である
そんなネタバレを含むため多くは語れませんが、この作品はKeyの原点とはっきり断言出来ることができます。それは、Keyとは何かを理解していればすんなり分かるかと思います。この「MOON.」は紛れもないKeyの原点です。今までのKey作品と通じる二つの柱をちゃんと抑えており、最近のKeyにしか触れていない方であっても違和感はさほどなくプレイすることが出来るのではないかと考えております。
そのKeyの原点とは何かについて、この「神様になった日」の考察記事で深く触れているので、ぜひ読んでみて下さい↓↓↓
ちなみに、リメイクするのはMOON.ではなくおそらく…
そてここまでMOON.のリメイクというエイプリルフールネタを扱って記事にしてきましたが、実際に30周年の記念作品は発売されるのは事実です。その発売作品が「MOON.」ではなかったという話。
ではなんなのかというと、おそらく「ONE〜輝く季節〜」のリメイクだと思われます。Tacticsより「心に届くADV第2弾」としてMOON.の後に作られ発売された作品。こちらもKey設立主要メンバーが制作に携わりKey作品として同列に扱えわれる作品。正直、MOON.とは違い今に続くKeyKeyの基礎がここで出来上がったこれこそKeyらしさの原点とも言える作品です。著名人のファンも多く、泣きゲーのジャンルを確立した作品です。

実際、記事を書いている現在ではまだ公式サイトに一人の少女の絵しか載っていませんが、これまでの情報を鑑みるとMOON.ではない事を考えるとONE〜輝く季節〜で間違い無いでしょう。久弥氏と、麻枝氏の語りとイマジネーションが強烈な作品です。ONEについてもまたどこかで記事にしようと思います。個人的にはMOON.のが好きです(笑)ですが、このリメイク版もめちゃくちゃ楽しみにしています!!ただ、何気にこのONEに関してもそこそこに攻めた内容である為、ちゃんとリメイク出来るか些か不安は残ります。
ただ、ティザーPVというかBGMを聞くと、ワクワクが止まりません…。新作でも構いませんが早く何の情報を出してほしいですね!
さいごに
私はKeyが大好きな鍵っ子です。ですが、「MOON.」をプレイしたことある人が身近にいない…。
もしプレイしていてこの作品が大好きな方がいれば是非とも感想を語りたい(笑)なので、リメイク版是非とも作ってください!この素晴らしい作品をもっと伝えていかなければいけないと思います!
何かあればコメント等よろしくお願いいたします。
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