紹介

原作
原作:二語十/キャラクター原案うみぼうず(MF文庫J「探偵はもう、死んでいる。」/KADOKAWA刊)
あらすじ
「君、私の助手になってよ」 巻き込まれ体質の少年・君塚君彦は、 上空一万メートルを飛ぶ飛行機の中、 探偵を名乗る天使のように美しい少女・シエスタの助手となった。 二人は世界の敵と戦うため、 三年にもわたって世界中を飛び回り、 目も眩むような冒険劇を繰り広げ ――やがて死に別れた。 激動の日々から一年。 高校三年生になった君塚は 日常という名のぬるま湯にとっぷり浸かり、 ごく普通の学生生活を送っていた。 そんな君塚の元に一人の依頼人が現れる。 「あんたが名探偵?」 同級生の少女、夏凪渚との出会いをきっかけに、 過去と現在を繋ぐ壮大な物語が 再び始まろうとしていた――。
「探偵はもう、死んでいる。」公式サイト https://tanmoshi-anime.jp
PV
スタッフ
監督:栗原学、シリーズ構成:赤尾でこ、キャラクターデザイン:伊藤陽祐、音楽制作:インクストゥエンター、制作会社:ENGI
公式サイト

©︎二語十・うみぼうず/KADOKAWA/たんもし製作委員会
総評
はじめに
評価は星5つ中星3つ。個人的には星4つほぼ近い星3つです。とにかく、雰囲気良し、キャラクター良し、探偵ものではないと仮定すればかなり楽しめる作品に仕上がっていると思います!!
感想
やっと観ました。2021年夏アニメの作品なので、かなり前にはなるのですが気になっていたので二日ほどで一気見しました。
世間ではどうやら賛否両論があるらしい作品なのですが、私は概ね楽しく観させていただきました。ある意味キャラクターが可愛いと思えるかがアニメに関しては評価が分かれるところになるような気がいたします。というのもとにかく私は名探偵のシエスタにどはまりにしてしまい、シエスタを見れるだけでもう星五つあげたいくらいの作品です(笑)
シエスタの可愛いさは後で語ると致しまして、このアニメ作品評価が分かれる理由はこのアニメ作品を探偵ものとして見るか?もしくは、人間ドラマの青春ものとして見るか?によって、180度見解が変わるからだと思います。というのも、この作品探偵ものとしては事件を起こす前に解決するという名探偵シエスタの発言にもあったように、事件を起こす前に原因を突き止めるという根幹の元に推理が展開するため、本格推理としての作品でははっきり言って無い為です。どちらかというと、事件が起きる原因や人間模様に比重を置いているため、その事件の種を元にしてどのようなドラマが描かれるか?というポイントを楽しむものだと思っています。まずはその視点で視聴を開始すると細かいところよりも雰囲気を重視し、その周囲の模様を追っていくように試聴の仕方をシフトするため、ツッコミどころはあまり気にならなくなると思います。その視点を元にアニメの構想を見ていくと、1話を1時間スペシェルで放送し、タイトルの伏線を回収することで、2話、3話とテンポ良く重要な伏線(ED等)を回収して、勢いが付いたところで過去編を行っていく。おそらく原作は時系列が違いそうな気がしますが、あえてアニメでは時系列を崩すことで、雰囲気を重視し、中々に素晴らしいアニメーション構成になったと思います。12話の最終回でシエスタと渚の繋がりの展開を見ていると、この作品は君塚が成長し、自分が前を向いていくという成長の物語だったという事がわかり、シエスタとの本当の意味でのお別れという意味で「探偵はもう、死んでいる。」というタイトルをもう一度回収するという、非常に素晴らしい構成だったと感じております。
映像もそこそこ綺麗で非常に丁寧に作られており、かつ登場キャラクターも全員可愛い為、かなりいいです。しかも、かなりファンタジー要素が含まれているため、個人的には想像力が必要になり、突拍子もない展開も所々ありますが、概ね伏線の回収をすることも出来綺麗にまとまっていると思います。
雰囲気が全体的にいいため、それだけでも十分ではあるですが、とにかくシエスタちゃんがめちゃくちゃ可愛いです(笑)こういう、誰が少ないキャラクターはデレる時ほんとにもうめちゃくちゃ可愛いです(語彙力…)。あざといようであざとくないその狭間が物凄くよく、特に最終回のセリフ「そっか。実のところ…一度くらい君とならいいかなと思ってたんだけどね」ってセリフはもう最高です。本当にありがとうございます。

と、そんなこんなで雰囲気+シエスタちゃんがグッと来たので私的には原作を買って読んでいこうと思います笑笑
最初のお話ししたように合う合わないがはっきりするアニメだと思うので是非1話を確認して頂ければと思います。今回はこの辺で!!
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